elle2020’s diary

気まぐれ更新。毎日の生活の中で、実際に言えない事とかこっちで・・・とか考えたりしてます(笑)

はずれるがいいよ

 

 

はずれてもいいもん

はずれたからって何てことない

はずれるに決まってる

はずれるに違いない

はずれたぐらいでショックなんて受けない

ハ・ズ・レ・上等

いや むしろはずれたほうが いっそはずれたほうが

はずれるがいいよ

はずれなきゃおかしい・・・!

 

 

 

 

 

クジを引く時

過度な期待にブレーキをかけるがごとく

自分にこんな風に言い聞かせる

 

 

そしてはずれてショックを受ける

 

もう期待などするものか・・・

 

 

 

 

そして

次のクジを引く時は また

あわよくばの下心を抱きながら

「はずれるに決まってるわ」

と自分に

全く意に反した虚しい暗示をかけようとするのである

 

 

謙遜の度合いと欲深さは

比例するのかも?

 

いやいやいや・・・(『いや』の数も然りw)

 

 

 

 

 

 

 

これ、あるあるだよね?(で、あってくれ…)

 

 

 

 

 

 

🐍

 

 

 

 

 

達者で・・・

 

 

 

寒い。

ここ最近の、急激な冷えは何だろう。

手指から足先まで、

凍えてしまうヨ・・・!!

ちなみに、強がりじゃないけど心は常にヌックヌクです(●´ω`●)

 

 

 

ヌックヌク・・・

 

 

心同様、身体もヌックヌクに温めたいのに、

こんな時に。

 

 

ぬわ〜んと、

ベッドの温熱・電位治療器のスイッチが、

ビミョーに点かなくなった。

 

温熱・電位治療器と言っても、

別に何か病気を治す為ではなく

普通にヌクヌクする為だけに使っている、謂わばコタツのようなものです。

 

それが!

 

今、必要なのに

スイッチが入らんとです!!

 

 

 

 

パチッ

 

・・・プチン!

 

パチッ

 

・・・プチン!

 

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

パチッ

プチン!

パチッ

プチン!

パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!パチップチン!・・・・

 

 

もはや根比べと化した一連の動作に、

あたしゃもう疲れた

疲れきって寒さも感じないよ・・・

 

 

 

 

お達者くん

キミは情熱・伝導師じゃないのかい?

いや、温熱・電位治療器だったね…

私はキミに頼り過ぎてたようだね

いつの間にかキミ無しでは生きていけない身体に成り果てていたのを

キミのつれない態度で気づいたよ

 

「もう、ボク無しで生きていくんだ」

 

キミのこんな声が聴こえるようよ

 

 

分かったよ

お別れの時が来たんだね

もう私は、キミに頼らずに生きていかなくっちゃ

お達者くんよ、サヨウナラ

今までありがとう

達者でな・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は今。 Just Now。

 

「お達者くん」は

なんだかんだで点きまして(;´∀`)

さっきのバトルは何だったのやら

私はヌクヌクとさせてもらってます、「ナニカ?」って感じですw

 

 

ヌックヌク❤️

 

 

お達者くんよ、

これからも達者にさせてもらうよ・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

ははは(;^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

キムタク持ち

 

 

マックの新作が出ますね〜(*^^*)

 

 

サムライマックシリーズ、

明日から発売だそうで

楽しみにしておりまふ💕

 

辛いのいこっかな~?

燻製ベーコンのいこっかな~?

 

 

や、ヤヴァイ・・・

寝ようと思ってたのが

楽しみで楽しみで、

もう脳内のアドレナリンが私を眠らせてくれない・・・(;´∀`)

 

 

 

と、いう訳で

 

眠れぬ夜の、妄想ストーリースタート!!

(≧∇≦)

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトル : キムタク持ち

〜自由とはそして見栄とは!?〜

 

 

 

 

 

 

「マックの新作、食べに行かない?」

 

唐突に声をかけてきたのは、

同期の里人(りひと)君だ。

彼は情報通で、マクドナルド含めいろんな店舗情報を、誰よりも早く仕入れてくるので、

情報の波に乗れない私には何かとありがたい存在だ。

 

「行きたいです!」

 

…という訳で、

2人でマクドナルドに入店し、

里人君は新作の辛ダブチを、

私は同じく新作の白ダブチを 

それぞれ注文し、

商品を受け取って席に着いた。

 

 

と、

そこで私は、向かいの席の男の子に

目が釘付けになった。

 

 

中学校の制服を着て、バーガーにかぶりついている。

胸の青バッヂは、地元の中学校の2年生なのだろう。

 

 

いや、釘付けになったのは制服じゃない、

その男の子のハンバーガーの持ち方だ。

 

 

人差し指と中指でバンズの外側を押さえ、

残りの指でバーガーの底側を支えている。

 

 

いや〜・・・

 

初めて実行してる人を、生で見た!

 

 

 

『キムタク持ち』ってヤツじゃあないですか!?

 

 

 

私と一緒に見ていた里人君が呟く。

 

「カッコつけてないで、持ちやすいように持って素直に食えばいいんだよ…」 

 

ビクッ(・.・;)

 

 

中学2年生は周りの声に敏感らしく、

里人君の声が聞こえたようだ。

 

 

「い、いいじゃないですか!」

 

お、言い返してきたぞ・・・

 

 

「キムタクが持ってるから、ボクはこの持ち方をしてる訳じゃない!キムタクがこうするずっと前から、ボクはボク流の持ち方をしてる。それが『キムタク持ち』とかぶっちゃったんです」

 

「おお〜そうか。まあ、自由に持てばいいよ」

 

 

 

それからしばらくして、

マクドナルドの就任アンバサダーが、

キムタクから若手ミュージシャンのTake(タケ)に替わった。

 

 

「旨いぜビッグだぜ、マック!」

がマックCMでのTakeのキメ台詞だ。

 

 

 

そんなある日

 

「マック、また新作出たってよ♪」

 

里人君が、またマクドナルドへ誘ってくれた。

 

 

 

 

里人君は新作のてりたまマフィン、

私は同じく新作のてりたまチーズを

それぞれ注文し、

商品を受け取って

この前と同じ席に座った。

 

 

 

すると。

 

 

 

 

「旨いぜビッグだぜ〜ビッグだぜ〜」

 

という独り言を言いながら、

またもや向かいの席で、

あの中2少年がバーガーをパクついているじゃあないか!(´゚д゚`)

 

手はもちろんキムタク持・・・ちじゃない、

フツーに持っとる!!

 

なんやねんコイツ!

・・・・とは私の隣りにいた里人君も思ったようで、

 

 

 

「おおい!めちゃくちゃ流行りに流されてんな!?」

 

 

 

び、ビクッΣ(゚Д゚)

 

 

思春期中二病

やはり里人君の声を聞き取った。

 

 

 

「ボクが先なんです!旨いぜビッグだぜ〜は、ボクが先駆者で、まさかCMでTakeが言い出すとは・・・」

 

 

さすがにキビシイ言い訳に、

里人君はもはや呆れ顔、

中2生は顔を真っ赤にさせた。

 

 

「す、スミマセン!だけどこれから・・・これからのボクを見ていて下さい。キムタク持ちを極める事に集中します。もう2度と流行りに惑わされたりしない・・・約束します!!」

 

そう言うと彼は、

ササッとバーガーを持つ手を『キムタク持ち』に持ち変えた。

 

 

 

 

 

 

・・・それから1週間ほど経っただろうか。

 

新作のてりたまチーズがことのほか美味しかったので、

また味わいたくなって、私はマクドナルドに一人で入店した。

 

「てりたまチーズセット」

 

 

注文していつもの席が空いてるかチェック、

そしてなんともなしに向かいの席もチェック(笑)、、、、

 

 

 

あ、れ??

 

 

 

 

あの男の子がいるじゃあないか。

 

しかも、今回はいつもと違う。

女の子連れだ!!(≧∇≦)

 

 

 

・・・やるな、少年!

 

 

 

そうして視線を少年の手元に落としたら・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・キムタク持ちじゃなかった・・・。

 

 

 

 

安堵30%

 

落胆70%

 

 

 

店を出た私は、

若干胸ヤケしたポテトを胃に感じつつ、

 

「若さは愚かを凌駕するんだ」

 

と、自身に説き聞かせていた・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーおわりーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

もう、もう眠くなったから

寝るもんね!

 

 

サヨナラ、三が日

。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

 

では、おやすみなさい!!

(≧∇≦)

 

 

 

 

 

🍔

 

 

 

 

麗しき飽食時代…

 

何を書こうかな・・・

 

久しぶりに、ショートストーリーでも書こうかな?

最近「ビールをこぼしたら、そのビールに酔った床が喋り出した」

という、狂ったような面白いショートショートを読ませてもらった。

 

優れた才能に敬意を表して、

私もちょっと

パクりのようでパクりでない、でもやはりパクりのような(笑)

ショートショートを綴ってみます!(*^^*)

 

 

 

題名「口の中より輪廻」

サブタイトル〜アナタが消えてくれないから〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、静かにヨーグルトを食べている。

 

彼女を怒らせないように、

ゆっくり、そっとそうっと・・・

 

 

からあげ、さようなら

梅干し、コーラ、レモン、さようなら

刺激のあるモノ達よ、

みんなみんなさようなら。。。

 

 

「その調子よ」

口の中で彼女が喋る。

「昨日みたいにポテトチップスなんて食べてごらんなさい?暴れまくってやるからね」

 

彼女の名はコーナ・イエン

つまり口内炎

私の口の中に3日前から居座り続けている。

私が刺激のある食べ物をちょっと口に入れる度に、悲鳴をあげて私の痛覚を攻撃する。

 

「ちょっと!このヨーグルト、ブルーベリーの粒が入ってるじゃないの!気に入らないわね」

「黙ってよ。ブルーベリーの粒くらい食べさせてよ…」

 

この程度の事でも、彼女は敏感だ。

ヒリヒリ、ジリジリと彼女の苛立ちを感じる。

 

あああ!

早く消えて欲しい。

どうしたら彼女は居なくなってくれるんだろう。

 

「ね、一番口の中に入れて欲しくないモノって何?入れないように気をつけるわ、コーナ」

 

「そ、それはオルテクサーだわ。決まってるわ。アレだけは勘弁よ!」

 

ふ〜ん

 

オルテクサー・・・

(ググる)

・・・口腔粘膜治療剤、ね!

 

い〜いコト聞いた!!

 

 

 

私のカマかけにコーナは馬鹿正直に答えてくれた。

ふっふっふ!!

 

 

 

 

私は早速、ドラッグストアに向かい、

オルテクサーを買い求め、

 

 

それをコーナへ、ピンポイントに

ぬ〜り

ぬ〜り

ぬ〜り・・・

 

 

「な、何するのよ!やめなさいよ!やめてやめて、ギャ~〜〜!!」

 

彼女な断末魔の声をあげて、

口の中で気を失った。

 

 

よっしゃ!!

 

 

私はそれからというもの、

彼女の意識が戻らないように、ひたすら頻繁にオルテクサーを口内に塗り続けた。

 

 

1週間が経った。

 

コーナはすっかり消えて居なくなったようだ。

あのうるさい声は聞こえてこなくなり、

今日はお祝いに思いっきり刺激物を食べようと思う。

 

私はまず、ドクターペッパーを口に入れた。

 

「ゴクリ・・・・」

 

心地よい刺激と共に、

ドクターペッパーが喉を通って行く。

 

 

・・・チクッ

 

 

「へ?」

 

 

何か、懐かしいような痛みを口内に感じた。

ま・・・まさか・・・!?

 

 

「クスッ」

 

 

コーナの居た下唇の内側とは反対側の、

上顎から微かな笑い声がした。

 

 

 

「クスクスッ!あたしコーナの生まれ変わり、コーナ・デラックス。ヨロシクね、宿主サン♪」

 

 

新しい口内炎が、私の口の中で不敵に笑った。

 

 

「言っておくけど、あたしはコーナよりずっとデリケートだからね。あたしを邪険に扱ったら酷い目にあわせるから!分かった?ちなみにあたしは豆腐類と、ゼリー類ならOK。それ以外はほぼNGよ!」

 

「・・・分かった、豆腐類はOKなのね…?」

 

 

 

 

憎っくき口内炎め、

しつこい口内炎め!

でも・・・一縷の光明を私は掴んだ。

 

 

これならどうだ!!

 

「パクッ」

 

私は、お祝いのつもりで買った

『四川風麻婆豆腐』を

思いっきり頬ばった。

口内炎よ、ヒイヒイの刑だ!!

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、悶絶した。(痛い!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー完ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いう訳で(;´∀`)

書いてたらイイお時間になったので、

そろそろ寝るとしますか!(≧∇≦)

 

 

 

ちなみに私めの口の中にも、

リトル・コーナが居ます( ;∀;)

 

 

では、

おやすみなさ〜い♪

 

「クスクス…」

ホラ、リトル・コーナ黙ってちょうだい!

我に安眠を、プリーズ!!

 

 

 

Zzzz・・・・・

 

 

 

 

🌃

 

 

 

 

幸せな日々

 

 

 

朝、起きて

一番に好きな人とLINEで通じて

ちょっとボーッとして

 

身支度を整え

朝ご飯を食べる

 

スマホをいじって

買い物へ

 

 

その日初めて

外界の空気に触れ

外界の人達の気配をマスク越しに知る

 

 

帰ってきてお昼ご飯を食べて

 

音楽を聴きながら

残暑見舞いを数枚書きあげ

またスマホ

 

ちょっとボーッとしてから

早めの軽食を摂ったら

 

歯磨き

お風呂

 

 

湯船の中で思う

 

 

 

最近

 

 

美味しいモノしか食べないし

 

聴きたい音だけ聴いて

 

見たいものだけを見て

 

好きなコトしかしない

 

 

保育園児の時

七夕の短冊に

 

 

♠しにませんように

♣ひまでありますように

 

 

・・・と書いた

 

 

 

あんまり嬉しくないけれど

 

♣ヒマな時間はあるし

♠生きてる間、自分は生きてるから

(ニュアンス)

ほぼ願いは叶えられたと言っていい

 

 

社会人の方々や学生の方々のように

嫌な事にも立ち向かうような

コトがない

 

 

これでいいのかな?(;´∀`)

 

 

 

 

お風呂からあがり

 

今は

 

好きな人が仕事を終え帰って来るのを

待つ時間

 

 

 

 

 

いつかこの文を見返した時

 

幸せだったと気づくだろうな

 

 

 

 

お酒も飲んでないのに

酔いマクリーノなのは

 

シャルロット・ゲンズブール

『エラスティック』を聴いているからデス

 

 

 

とりあえず

家族や恋人の笑顔に触れられれば

十分

 

 

 

 

いつかこの文を見返して

 

酔い加減に

こっ恥ずかしくなり

消してしまうかもしれない

 

 

 

 

私は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・なんて暇人なんだ・・・(笑)

 

 

 

 

 

明日、

彼氏クンが

ワクチンを打ちに行く

 

無事、終えられますように(*^^*)

 

 

 

なんだか

私に出来る事がないから

 

なんか、なんかしなきゃ、と

 

 

はてなブログに手を伸ばしたのでした(笑)

 

 

 

 

 

 

いつの間にかシャルロットは

 

『OUVERTURES ECLAIR』

 

を唄ってた

 

 

 

 

 

 

 

❤️

 


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青汁もとい麦茶時間の寝言

こんばんは~(´д`|||)


1時間半前は、寝てたんですがね❗️


今日じゅうに起きてしまったので、
今日を満喫したいと思う!( ゚д゚)


と、いう訳で
今日は青汁ではなく麦茶を飲みつつの
寝言にお付き合い下されよ(≧∇≦)


8時半に寝て、
10時に目が覚めた女の哀しみを
ショートストーリーとして
アナタ様の心にぶつける事を許して下さい❗️
(寝言デスから😅)












タイトル:ハックルベリーの黄金時代
~恋は突然に~









「もうそのくらいにしたら?今のままでもショーは十分沸くよ」

新技を身につけようと、何度も空中ブランコから放り出されるデイジーを見かねて、
象使いのダッシュは声をかけた。

「アンタに何が分かるの?空中ブランコハックルベリーの華なのよ!このくらいの技が出来なくて務まると思ってるの?!」

デイジーに激しく反発され、
いつものごとく黙り込むダッシュ
そんな2人をとりなすように、綱渡りのサムが明るく言う。

「まあまあ、お2人さん。肩のチカラ抜いてこうぜ!今日は団長から何らかの発表があるらしいよ」

「本当か?」

「こんな忙しい時期に、何かしらね」





「え~…諸君!集まったかね?」

団長の話はいつも勿体ぶって始まるのだが、
要は、ハックルベリー大サーカスの団員が数名、名古屋の支部にトレードされるという話だった。


その数名には、ダッシュの名前も入っていた。











「行っちゃったな、ダッシュ・・・」

「サム…。アイツってば、さよならひとつ言わないで・・・」

「まあ、デイジーダッシュとはよくぶつかってたもんな」

「私・・・私はただ、新技を・・・」

デイジーは気づいていた。
新技を披露して観客を驚かせたいんじゃない。
ただ、ダッシュに『よくやったな』と褒めてもらいたいが為の特訓だった。

ハックルベリー大サーカスで、デイジーは紅一点の存在だ。
仲間の団員達から熱い眼差しを送られる事も少なくなかったが、
デイジーはいつもダッシュだけを見ていたのだ。










3ヶ月が過ぎた。
暑い夏の朝。


「え~、諸君らに、新しい仲間を紹介する」

団長の朝の挨拶は、いつもと少し違う様子だ。

「名古屋から来た2人だ。ハックルベリーも今夏、ライオンを2頭導入する事になり、獣使いのこの2人が大いに役に立ってくれるだろう」

デイジーは目を疑った。

ダッシュ・・・!?」

獣使いの男2人のうちの1人は、
前より逞しくなってはいたが、どう見ても3ヶ月前名古屋へ飛ばされたダッシュだった。

「久しぶり、デイジー。象使いのダッシュが、獣使いになって帰って来たよ」

変わらぬ優しい口調に、
デイジーの胸は高鳴った。
が、
もう1人の、外国人風の男が妙に気になる。

「あ、この人は、俺の名古屋での師匠でね。師匠の口添えもあって、俺はハックルベリーに戻ってこれたようなものだよ」

「よろしく、師匠。私、デイジーです」

「よろしく、カワイコちゃん」

「!!?」

師匠の思いがけないナンパな口調に、やや引き気味になるデイジーに、
ダッシュが苦笑いでフォローを入れる。

「ハハハ…師匠は見ての通りイケメンだろ?名古屋では相当モテてたんだよ。」









~ああ、どうしたんだろう私。
寝ても覚めてもダッシュの師匠の顔がアタマをよぎるわ・・・
あの彫りの深い顔立ちに、厚い胸・・・
ダッシュの事が好きなハズなのに、
あの人の事ばかり考えてしまうわ・・・~


【心変わり】・・・
サーカス団で育ったデイジーには、
まだ経験の無い感情だった。











夜は二度三度と明け、夏休み。
ハックルベリー大サーカスの初日がやってきた。

観客席は満員御礼だ。


空中ブランコのデイジーは、新技を次々と決め、ポーズをとってバナナをかじってみせた。

綱渡りのサムも、負けじとバナナをほうばりながらロープの上でステップを踏む。

ライオンに華麗にまたがり、
ダッシュもまたお客からチップを貰う。


「団員にチップ以外は与えないで下さい!お客様、スルメやチョコを投げられては困ります!」

団長が叫ぶ。



団員達の大活躍により、
ショーは大成功のうち幕を閉じた。








~その夜~
積もりに積もった想いを胸に、
師匠の部屋へ向かうデイジーの姿があった。



「待てよ、デイジー

ダッシュ・・・!」

宿舎の庭陰に立っていたのは、ダッシュだ。

「この先は、師匠のいる部屋だ。・・・分かってたよ、キミの気持ちは」

「違うのダッシュ

「デイジー?」

「気持ちじゃなくて・・・上手く言葉にならないけど、師匠に会えばこの想いに何か答えが出そうな気がするの・・・」

「そうか・・・分かったよ。行っちまえ、オテンバ娘!」

ダッシュの懸命な笑顔がデイジーの心に刺さる。
恋は今、友情という名になり、
それはダッシュとデイジーの永遠の絆となるものだった。

「ありがとうダッシュ!大好きよ!!」

GOOD LUCK!!


ダッシュの後押しを受けたデイジーは、
意を決して師匠の部屋のドアを開けた。
まるでデイジーが来る事が分かっていたかのように、師匠が微笑んで近づいてきた。

「待ってたよ、カワイコちゃん」

月より明るい簡易照明が2人を照らし続ける。
ただでさえ紅いデイジーの顔が、ますます紅くなってゆく・・・。














『ママ~!イケメンゴリラのシャバーニと、サーカスのメス猿が、交尾してた~~~!!』



サーカス後のナイター営業の動物園。
人間の子供の声が響き渡ったのであった・・・







【サカリ】・・・
サーカス団で育ったデイジーは、
上手く言葉に出来ないその想いが、
この言葉ひとつで表せる事を知らなかった・・・。














━━━━ 完 ━━━━













やや、ややややっ!?💦💦💦


なんかヤな感じのお話になってしまいました😓

18禁?
イヤイヤ・・・(笑)




それでは、
日付も変わったので
寝ま~す❗️




おやすみなさい🎵








Zzz Zzz Zzz・・・・・・・・






🦍🐵

『透明感』(short story)


え~、皆さん。こんにちは。

美的活動集団「美バレント」主催者の、ソノ田マナミです。
本日の講習テーマ『手に入れよう、永遠の美』に賛同されて集まって下さった皆さんには、心より厚く御礼を申し上げます。

こうやって見渡してみると、やはりこういうコンセプトのせいかしら?
お肌の美しい、行き届いたお手入れをされてる方が参加されてるなって印象ですね。
ちなみに、「美バレント」のアイコンは、かの夏目雅子サンだということ、皆さんご存知でした?

━━前置きはこのくらいにして、配ったパンフレットの1ページ目を開いて下さい。

皆さんは、美しい肌の第一条件として、何を挙げますか?
私ことソノ田マナミは、まず『透明感』!!
・・・これに尽きると思うんですね。
肌はその人の心。
つまり心の澄んだ人って、肌に透明感を醸し出してるなって・・・あっ、前列の左から2番目のご婦人、具合が悪そうですね・・・
他にもお加減の優れない方がいらしたら、遠慮なく仰って下さいね。
話の続きですが、皆さん、肌の透明感ってどの辺りから表れるモノだと思います?
私は、さっきも申しましたように、その人の内側から滲み出るモノだと思うんです。
肌の持ち主の人間性、人としての心が透明ならば・・・あっ、この会場少しばかり空気がよどんでるのかしら?倒れられた方が数名いらっしゃいますね。他の方々は大丈夫ですか?
ところで皆さん、この講習前に会場でふるまわれたハーブティーはちゃんと飲みまして?冷たくて美味しかったでしょう?私も飲みましたよ・・・。
なんだかまた数名倒れられて、この会場が若干ザワついてきたかしらね?空席が増えて、会場の透明度も上がってきたような…なんちゃって?
ふふ・・・大丈夫。大丈夫です。私もあのお茶飲みましたもの。
もうすぐで全員汚れた心ごと取り除かれて、より透明になるのです。そちらの倒れているお嬢さん、夏目雅子サンが笑顔で呼んでいるのが見えるでしょう?
透明感はすぐソコまで来ています。あら、私も視界が霞んで参りました・・・今日いらっしゃった皆さんは、すでに「美バレント」の仲間です。
もうすぐです、もうすぐ私も皆さんも透明感で満たされて、永遠の美が手に入るのですよ。
パンフレットの2ページ目を、開ける方は開いて下さい。何も書かれていませんね?
すべて透明です。すべては透明になるのです・・・。




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☕️