elle2020’s diary

気まぐれ更新。毎日の生活の中で、実際に言えない事とかこっちで・・・とか考えたりしてます(笑)

青汁もとい麦茶時間の寝言

こんばんは~(´д`|||)


1時間半前は、寝てたんですがね❗️


今日じゅうに起きてしまったので、
今日を満喫したいと思う!( ゚д゚)


と、いう訳で
今日は青汁ではなく麦茶を飲みつつの
寝言にお付き合い下されよ(≧∇≦)


8時半に寝て、
10時に目が覚めた女の哀しみを
ショートストーリーとして
アナタ様の心にぶつける事を許して下さい❗️
(寝言デスから😅)












タイトル:ハックルベリーの黄金時代
~恋は突然に~









「もうそのくらいにしたら?今のままでもショーは十分沸くよ」

新技を身につけようと、何度も空中ブランコから放り出されるデイジーを見かねて、
象使いのダッシュは声をかけた。

「アンタに何が分かるの?空中ブランコハックルベリーの華なのよ!このくらいの技が出来なくて務まると思ってるの?!」

デイジーに激しく反発され、
いつものごとく黙り込むダッシュ
そんな2人をとりなすように、綱渡りのサムが明るく言う。

「まあまあ、お2人さん。肩のチカラ抜いてこうぜ!今日は団長から何らかの発表があるらしいよ」

「本当か?」

「こんな忙しい時期に、何かしらね」





「え~…諸君!集まったかね?」

団長の話はいつも勿体ぶって始まるのだが、
要は、ハックルベリー大サーカスの団員が数名、名古屋の支部にトレードされるという話だった。


その数名には、ダッシュの名前も入っていた。











「行っちゃったな、ダッシュ・・・」

「サム…。アイツってば、さよならひとつ言わないで・・・」

「まあ、デイジーダッシュとはよくぶつかってたもんな」

「私・・・私はただ、新技を・・・」

デイジーは気づいていた。
新技を披露して観客を驚かせたいんじゃない。
ただ、ダッシュに『よくやったな』と褒めてもらいたいが為の特訓だった。

ハックルベリー大サーカスで、デイジーは紅一点の存在だ。
仲間の団員達から熱い眼差しを送られる事も少なくなかったが、
デイジーはいつもダッシュだけを見ていたのだ。










3ヶ月が過ぎた。
暑い夏の朝。


「え~、諸君らに、新しい仲間を紹介する」

団長の朝の挨拶は、いつもと少し違う様子だ。

「名古屋から来た2人だ。ハックルベリーも今夏、ライオンを2頭導入する事になり、獣使いのこの2人が大いに役に立ってくれるだろう」

デイジーは目を疑った。

ダッシュ・・・!?」

獣使いの男2人のうちの1人は、
前より逞しくなってはいたが、どう見ても3ヶ月前名古屋へ飛ばされたダッシュだった。

「久しぶり、デイジー。象使いのダッシュが、獣使いになって帰って来たよ」

変わらぬ優しい口調に、
デイジーの胸は高鳴った。
が、
もう1人の、外国人風の男が妙に気になる。

「あ、この人は、俺の名古屋での師匠でね。師匠の口添えもあって、俺はハックルベリーに戻ってこれたようなものだよ」

「よろしく、師匠。私、デイジーです」

「よろしく、カワイコちゃん」

「!!?」

師匠の思いがけないナンパな口調に、やや引き気味になるデイジーに、
ダッシュが苦笑いでフォローを入れる。

「ハハハ…師匠は見ての通りイケメンだろ?名古屋では相当モテてたんだよ。」









~ああ、どうしたんだろう私。
寝ても覚めてもダッシュの師匠の顔がアタマをよぎるわ・・・
あの彫りの深い顔立ちに、厚い胸・・・
ダッシュの事が好きなハズなのに、
あの人の事ばかり考えてしまうわ・・・~


【心変わり】・・・
サーカス団で育ったデイジーには、
まだ経験の無い感情だった。











夜は二度三度と明け、夏休み。
ハックルベリー大サーカスの初日がやってきた。

観客席は満員御礼だ。


空中ブランコのデイジーは、新技を次々と決め、ポーズをとってバナナをかじってみせた。

綱渡りのサムも、負けじとバナナをほうばりながらロープの上でステップを踏む。

ライオンに華麗にまたがり、
ダッシュもまたお客からチップを貰う。


「団員にチップ以外は与えないで下さい!お客様、スルメやチョコを投げられては困ります!」

団長が叫ぶ。



団員達の大活躍により、
ショーは大成功のうち幕を閉じた。








~その夜~
積もりに積もった想いを胸に、
師匠の部屋へ向かうデイジーの姿があった。



「待てよ、デイジー

ダッシュ・・・!」

宿舎の庭陰に立っていたのは、ダッシュだ。

「この先は、師匠のいる部屋だ。・・・分かってたよ、キミの気持ちは」

「違うのダッシュ

「デイジー?」

「気持ちじゃなくて・・・上手く言葉にならないけど、師匠に会えばこの想いに何か答えが出そうな気がするの・・・」

「そうか・・・分かったよ。行っちまえ、オテンバ娘!」

ダッシュの懸命な笑顔がデイジーの心に刺さる。
恋は今、友情という名になり、
それはダッシュとデイジーの永遠の絆となるものだった。

「ありがとうダッシュ!大好きよ!!」

GOOD LUCK!!


ダッシュの後押しを受けたデイジーは、
意を決して師匠の部屋のドアを開けた。
まるでデイジーが来る事が分かっていたかのように、師匠が微笑んで近づいてきた。

「待ってたよ、カワイコちゃん」

月より明るい簡易照明が2人を照らし続ける。
ただでさえ紅いデイジーの顔が、ますます紅くなってゆく・・・。














『ママ~!イケメンゴリラのシャバーニと、サーカスのメス猿が、交尾してた~~~!!』



サーカス後のナイター営業の動物園。
人間の子供の声が響き渡ったのであった・・・







【サカリ】・・・
サーカス団で育ったデイジーは、
上手く言葉に出来ないその想いが、
この言葉ひとつで表せる事を知らなかった・・・。














━━━━ 完 ━━━━













やや、ややややっ!?💦💦💦


なんかヤな感じのお話になってしまいました😓

18禁?
イヤイヤ・・・(笑)




それでは、
日付も変わったので
寝ま~す❗️




おやすみなさい🎵








Zzz Zzz Zzz・・・・・・・・






🦍🐵