elle2020’s diary

気まぐれ更新。毎日の生活の中で、実際に言えない事とかこっちで・・・とか考えたりしてます(笑)

青汁時間~part2~

おこんばんは🌃





またもや青汁時間を過ごしてます💦💦









せっかくの夜更けの覚醒時間、
このまま青汁を飲んで寝ちゃうのは
もったいない?ので(笑)、

今日はショートストーリーをお届けします🎵










個人的な見解ですが

ヘレン・ケラーが『water』の次に覚えた言葉は、『青汁』なんじゃないか、
という仮説での物語です。。。

















タイトル:青汁
サリヴァンの熱意に少女は何を学んだか~








「water!water!」

『そうよヘレン!waterよ!』


今日も『water』以上の進展は無かったわね…
と思いつつ、
サリヴァンはヘレンとお茶の時間をする事にした。



『ハイ、ヘレン。今日のドリンクは緑効青汁よ。』

「・・・・・」

『あ~お~じ~る、よ』


手話でヘレンの手の平に、『あおじる』と書いてやった。

すると!




「うぉ~…あうぉ~じる・・・?」

ヘレンが反応したのだ!



『そうよ!ヘレン!!青汁よ!!』

サリヴァンは夢中でヘレンの手に『青汁』と示した。
進歩していた!
ヘレンは確実に進歩していたのだ!
効果は突如として表れるものだ。



「あうぉ~じる・・・」





その晩、ヘレンが寝た後、
サリヴァンは今日の快挙をヘレンの両親に伝えていた。

そこへ・・・、



「あほじる、あほ~じる・・・」




ヘレンがまだ覚えたての言葉を発しながら、
両親とサリヴァンの部屋へと入ってきた。


『奥様、ヘレンはよほど青汁が気に入ったようですね』

「まあヘレンが…私のヘレンが……」

『ちょっとまだ、発音がおぼつかないようですが、私ならきっと直させてみせますわ』

「それは頼もしい事。ありがとうサリヴァン先生」








いい事は長くは続かないようで、
明くる日の健康診断。
医師がサリヴァンに、ヘレンのある病状を告げた。



サリヴァン・・・ヘレンは青汁中毒に罹っておる。もはや重症だ。しかし、光明はある。ヘレンの『あほじる』を『あおじる』にキミなら直せる」



その日から猛特訓が始まった。



「あほじ・・・」
『あ・お・じ・る、よ!ホラもう一回ヘレン』
「あ、あほじる」
あおじる!あ~お~じ~る』
「あ、あほ~・・・」
『誰がアホやねん!』


こんな調子で、訓練はなかなか進まなかった。




しかし、
天は二人を見捨ててはいなかったのである。


ある日の朝。


ブレックファーストを摂るヘレンが、
紅茶を飲みながら、


「あ~るぐれい」

と、確かな口調で言ったのだ!


『へ、ヘレン…今何て・・・?』

「あ~るぐれい」


ヘレンは青汁中毒から立ち直り、
新たなる嗜好品、「アールグレイティー」に目覚めたのだった。




・・・この子を紅茶マイスターにしてみせる・・・





サリヴァンの野望が、再び沸々と燃え出した。



物事というものは、
進展する時はするもので、
そこからのヘレンは成長著しかった。



『ヘレン、この紅茶は?』
「(ゴクン)あっさむ」
『そう!…じゃあ、これは?』
「(ゴクゴクッ)だーじりん」
『そうよ!すごいわヘレン。じゃ、これは?』
「(ゴクッ)あ~るぐれい」




サリヴァンの野望は燃え上がった。


~これは、学会に発表する価値があるわ~







(1ヶ月後、学会の発表会にて)


ヘレンは緊張していた。

サリヴァンは、そんなヘレンとは逆に意気揚々とし、これから起こるであろう観客からの驚きと称賛の声を、頭に思い描いていた。





そして・・・



いざ二人の出番がやってきた・・・!








総勢約3000人の観客の前で、
サリヴァンはヘレンの症状を説明し、
努力の経過を
嬉々として発表した。




そして、感極まった表情でアールグレイティーをヘレンに差し出した。






『さあヘレン!この紅茶は何?』






(ゴクン・・・ッ)























「あ・・・」



щ(゚д゚щ)カモーン←(サリヴァン)
























「・・・あほじる」


















━━━ 完 ━━━










長々とスミマセン💦



では、青汁も飲み終わった事だし、

もうひと眠りするか❗️





おやすみなさい~・・・💤💤💤







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