青汁時間~part2~
おこんばんは🌃
またもや青汁時間を過ごしてます💦💦
せっかくの夜更けの覚醒時間、
このまま青汁を飲んで寝ちゃうのは
もったいない?ので(笑)、
今日はショートストーリーをお届けします🎵
個人的な見解ですが
ヘレン・ケラーが『water』の次に覚えた言葉は、『青汁』なんじゃないか、
という仮説での物語です。。。
タイトル:青汁
~サリヴァンの熱意に少女は何を学んだか~
「water!water!」
『そうよヘレン!waterよ!』
今日も『water』以上の進展は無かったわね…
と思いつつ、
サリヴァンはヘレンとお茶の時間をする事にした。
『ハイ、ヘレン。今日のドリンクは緑効青汁よ。』
「・・・・・」
『あ~お~じ~る、よ』
手話でヘレンの手の平に、『あおじる』と書いてやった。
すると!
「うぉ~…あうぉ~じる・・・?」
ヘレンが反応したのだ!
『そうよ!ヘレン!!青汁よ!!』
サリヴァンは夢中でヘレンの手に『青汁』と示した。
進歩していた!
ヘレンは確実に進歩していたのだ!
効果は突如として表れるものだ。
「あうぉ~じる・・・」
その晩、ヘレンが寝た後、
サリヴァンは今日の快挙をヘレンの両親に伝えていた。
そこへ・・・、
「あほじる、あほ~じる・・・」
ヘレンがまだ覚えたての言葉を発しながら、
両親とサリヴァンの部屋へと入ってきた。
『奥様、ヘレンはよほど青汁が気に入ったようですね』
「まあヘレンが…私のヘレンが……」
『ちょっとまだ、発音がおぼつかないようですが、私ならきっと直させてみせますわ』
「それは頼もしい事。ありがとうサリヴァン先生」
いい事は長くは続かないようで、
明くる日の健康診断。
医師がサリヴァンに、ヘレンのある病状を告げた。
「サリヴァン・・・ヘレンは青汁中毒に罹っておる。もはや重症だ。しかし、光明はある。ヘレンの『あほじる』を『あおじる』にキミなら直せる」
その日から猛特訓が始まった。
「あほじ・・・」
『あ・お・じ・る、よ!ホラもう一回ヘレン』
「あ、あほじる」
『あおじる!あ~お~じ~る』
「あ、あほ~・・・」
『誰がアホやねん!』
こんな調子で、訓練はなかなか進まなかった。
しかし、
天は二人を見捨ててはいなかったのである。
ある日の朝。
ブレックファーストを摂るヘレンが、
紅茶を飲みながら、
「あ~るぐれい」
と、確かな口調で言ったのだ!
『へ、ヘレン…今何て・・・?』
「あ~るぐれい」
ヘレンは青汁中毒から立ち直り、
新たなる嗜好品、「アールグレイティー」に目覚めたのだった。
・・・この子を紅茶マイスターにしてみせる・・・
サリヴァンの野望が、再び沸々と燃え出した。
物事というものは、
進展する時はするもので、
そこからのヘレンは成長著しかった。
『ヘレン、この紅茶は?』
「(ゴクン)あっさむ」
『そう!…じゃあ、これは?』
「(ゴクゴクッ)だーじりん」
『そうよ!すごいわヘレン。じゃ、これは?』
「(ゴクッ)あ~るぐれい」
サリヴァンの野望は燃え上がった。
~これは、学会に発表する価値があるわ~
(1ヶ月後、学会の発表会にて)
ヘレンは緊張していた。
サリヴァンは、そんなヘレンとは逆に意気揚々とし、これから起こるであろう観客からの驚きと称賛の声を、頭に思い描いていた。
そして・・・
いざ二人の出番がやってきた・・・!
総勢約3000人の観客の前で、
サリヴァンはヘレンの症状を説明し、
努力の経過を
嬉々として発表した。
そして、感極まった表情でアールグレイティーをヘレンに差し出した。
『さあヘレン!この紅茶は何?』
(ゴクン・・・ッ)
「あ・・・」
щ(゚д゚щ)カモーン←(サリヴァン)
「・・・あほじる」
━━━ 完 ━━━
長々とスミマセン💦
では、青汁も飲み終わった事だし、
もうひと眠りするか❗️
おやすみなさい~・・・💤💤💤